理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
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原 著
亜最大運動後回復過程における生体反応・息切れ感の立位と座位の姿勢での相違
茂内 卓佐々木 誠
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2020 年 35 巻 3 号 p. 431-434

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抄録

〔目的〕亜最大運動後回復過程における生体反応・息切れ感の相違を立位姿勢と座位姿勢で比較すること.〔対象と方法〕健常大学生12名を対象に,亜最大運動負荷試験を実施した.運動負荷後回復過程において立位条件と座位条件を設け,運動終了直後,3分後,6分後,9分後の収縮期血圧,心拍数,二重積,酸素摂取量,分時換気量,一回換気量,呼吸数,息切れ感を測定した.〔結果〕運動終了後9分までの収縮期血圧に姿勢間で差はなかったが,立位条件において,心拍数が高値で推移し二重積が3分後に高値であった.運動後の姿勢の違いは他の指標に影響を与えなかった.〔結語〕運動負荷回復過程において立位姿勢は,循環血液量を一定に保つために一回拍出量の不足を心拍数によって代償すること,運動後早期で心臓の負担が大きい可能性が示唆され,両姿勢は酸素負債の返済が同等であり,換気指標と息切れ感に差がないと考えられた.

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© 2020 by the Society of Physical Therapy Science

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