2020 年 35 巻 3 号 p. 439-442
〔目的〕小児気管支喘息急性増悪患者に対する胸郭圧迫介助法の効果について検討した.〔対象と方法〕対象は,当院へ入院した神経学的異常を認めない平均2.5 ± 1.3歳の小児気管支喘息患者20名とした.対象を吸入時の徒手的な呼吸介助手技実施の有無により呼吸介助実施群11名,非実施群9名の2群に分け,診療録により入院時所見,入院中治療経過を検討,比較した.〔結果〕2群間において入院から酸素投与中止までの日数,入院期間には統計的な差はなかった.2群ともに入院中新たな無気肺を併発した症例はいなかった.〔結語〕乳幼児気管支喘息急性増悪患者に対する徒手的な呼吸介助手技は酸素投与中止までの日数や早期退院には寄与しない可能性が示唆された.