理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
スパイロメーターから得られた換気機能と最長発声持続時間,最長呼気持続時間との併存的妥当性について
小暮 英輔原 毅大沼 剛森山 隆阿部 勉
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2020 年 35 巻 3 号 p. 435-437

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抄録

〔目的〕スパイロメーターから得られた換気機能と最長発声持続時間(Maximum Phonation Time:MPT),最長呼気持続時間との併存的妥当性を調査することを目的とした.〔対象と方法〕呼吸器関連に異常がない健常者23名を対象とした.調査項目は基本属性,スパイロメーターから得られた換気機能,MPT,最長呼気持続時間とした.MPTと最長呼気持続時間と各評価指標との関係性を調査した.〔結果〕MPTと最長呼気持続時間は有意に正の相関を認めた.MPTは肺活量,%肺活量と正の相関を認めたが,最長呼気持続時間はどの換気機能とも相関を認めなかった.〔結語〕MPTは,肺活量を簡易的に評価できる測定方法である可能性が示唆された.

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© 2020 by the Society of Physical Therapy Science

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