2020 年 35 巻 3 号 p. 443-447
〔目的〕地域在住要支援・要介護高齢者における臨床的体幹機能検査(FACT)と身体機能の関係を調査した.〔対象と方法〕当事業所の利用者126名を対象(男性72名,女性54名,平均年齢77.3 ± 8.6歳)とした.対象者にFACTと握力,最大歩行速度,Timed Up and Go test(TUG),30秒間椅子立ち上がりテスト(CS30),片脚立位保持時間を計測し,移動自立度を評価し,FACTと身体機能の相関関係を調査した.〔結果〕FACTは最大歩行速度,TUG,CS30,片脚立位保持時間,移動自立度には男女ともに中等度の相関が認められた.〔結語〕地域在住要支援・要介護高齢者に対して,FACTはバランス能力や下肢筋力,最大歩行速度,移動自立度と関連している可能性が示唆された.