2021 年 36 巻 3 号 p. 463-466
〔目的〕本研究は,荷重刺激の日内頻度が,廃用性筋萎縮の回復過程に及ぼす影響を検討することを目的とした.〔対象と方法〕対象は,8週齢のWistar系雄ラットとした.1回荷重群は60分間の荷重を1日1回実施し,2回荷重群は30分間の荷重を1日2回実施した.ヒラメ筋を摘出し,筋線維横断面積を測定した.また,筋損傷の指標として壊死線維比率,再生筋線維の指標として中心核線維比率を測定した.〔結果〕筋線維横断面積は,2回荷重群が1回荷重群よりも有意に高値を示した.壊死線維比率は群間に有意差を認めず,中心核線維比率は2回荷重群が1回荷重群よりも有意に高値を示した.〔結語〕廃用性筋萎縮の回復過程において,同一時間の介入であっても荷重日内頻度の増加が有用である可能性がある.