理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
小学生バドミントン選手の傷害特性
─質問紙調査による横断研究─
松村 将司藤本 修平栗原 靖
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 37 巻 2 号 p. 197-204

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抄録

〔目的〕小学生バドミントン選手の傷害実態を調査し,疫学的な特徴として学年や性別に応じた疼痛の有無,傷害部位の特性を検証すること.〔対象と方法〕無記名による自己記入式質問紙に回答した男子143名,女子187名に対して,学年や性別に応じた疼痛の有無,傷害部位の関連性を検討した.〔結果〕今現在,疼痛を有しているのは男子24名,女子34名であり,過去に疼痛を経験したのは男子59名,女子79名であった.学年と疼痛の関連について,過去の疼痛経験は高学年が有意に多かった.学年と疼痛部位の関連については,過去の疼痛経験は「足首」が高学年で有意に多かった.〔結語〕小学生バドミントン選手は,足関節に傷害が多く,高学年では傷害を経験する割合が多いことがわかった.

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© 2022 by the Society of Physical Therapy Science

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