2022 年 37 巻 4 号 p. 433-439
〔目的〕前脛骨筋に対して異なる強度の圧迫法を施行し,圧迫強度が筋硬度へ及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕健常成人男性21名(42脚)の前脛骨筋に対し,膝蓋骨下縁から脛骨粗面方向に膝蓋骨下縁~外果間距離の25%離れた位置を圧迫点とし,強度2,4,6,8 kg(830,1440,1990,2230 g/cm2 相当)で60秒間圧迫した.圧迫点および圧迫点から3 cm離れた点で,圧迫前,直後,5分後の筋硬度を測定した.〔結果〕両測定点の圧迫直後と5分後の筋硬度は,すべての圧迫強度で圧迫前より有意に低下したが,その変化量に強度による差はみられなかった.〔結語〕圧迫強度2 kgで筋硬度を十分低下させることが示唆された.