2023 年 38 巻 2 号 p. 96-103
〔目的〕再発性腰痛者における視覚的フィードバックを用いた運動制御トレーニングが,自動股関節外転テスト時の腰椎骨盤の動きに及ぼす即時的効果を明らかにすること.〔対象と方法〕対象は再発性腰痛者とし,骨盤の動きを視覚的にフィードバックさせ股関節外転運動を実施する群と,視覚的フィードバックを用いずに股関節外転運動を実施する群に割り付け,群間での介入効果を骨盤の動きと筋活動で比較した.〔結果〕視覚的フィードバックを用いた群では,介入後に股関節外転時の対側の腹斜筋群の活動が増加し骨盤挙上が減少した.〔結語〕視覚的フィードバックを用いた運動制御トレーニングは,即時的に過剰な骨盤の動きを抑制することが示唆された.