2024 年 39 巻 2 号 p. 86-90
〔目的〕男子高校サッカー選手におけるコペンハーゲンアダクションエクササイズ(CAE)が鼠径部痛の発生率,重症度に与える影響を調査すること.〔対象と方法〕205名(CAE実施群)と194名(CAE非実施群)を対象とした.鼠径部痛の傷害発生率(IR)は,1,000 player-hours(1,000 ph)の単位を用いた.重症度は,slight,minimal,mild,moderate,severeに分類した.〔結果〕IRはCAE実施群0.25/1,000 ph,CAE非実施群0.78/1,000 phで,リスク比は0.33であった.重症度は軽症,重症ともにCAE実施群とCAE非実施群で有意差を認めた.〔結語〕CAEの実施が,IRを30%低下させた.重症度では軽症,重症ともに低下させることが示唆された.