2024 年 39 巻 6 号 p. 280-286
〔目的〕シニアカーの公道での試乗体験が,シニアカーのユーザビリティに及ぼす効果について検討した.〔対象と方法〕対象は,地域高齢者の外出支援に関心を有する専門職群38名とし,地域高齢者46名を比較対象として位置づけた.方法は,シニアカーのユーザビリティ(有効性・効率性・満足度)に関しての自作した自記式アンケートを試乗体験前後で実施した.アンケートはリッカート尺度(5件法)を用いて点数化し,体験前後で比較検討した.〔結果〕シニアカーの試乗体験は,シニアカーのユーザビリティのうち効率性と満足度を有意に向上させた.〔結語〕地域高齢者の外出支援に関わる専門職者に対するシニアカーの公道での試乗は,シニアカーに対するユーザビリティを向上させ,シニアカーの普及と高齢者の外出支援の一助となる可能性がある.