理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
パーキンソン病患者に対して知覚運動制御環境が歩行時の体幹律動性に与える影響
秋元 恵理牧原 由紀子山口 将希西田 裕介
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2024 年 39 巻 6 号 p. 287-292

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抄録

〔目的〕知覚運動制御を必要とする歩行課題が,パーキンソン病患者の体幹律動性に与える影響を3軸加速度計による体幹加速度を用いて明らかにすること.〔対象と方法〕対象は,健常若年者・健常高齢者・パーキンソン病患者とした.間隙なし/ありの2条件にて歩行課題を行わせ,体幹律動性(左右/上下/前後)を算出した.健常若年者・健常高齢者の2群にて年齢による影響の検討後,健常高齢者・パーキンソン病患者の2群にて疾患有無での比較を行った.〔結果〕パーキンソン病患者群において,間隙あり歩行では間隙なし歩行と比較して,上下方向の体幹律動性に有意な低下を認めた.〔結語〕パーキンソン病患者では,知覚的な運動制御を要する歩行課題において,上下方向の体幹律動性が低下することが示された.

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© 2024 by the Society of Physical Therapy Science

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