2024 年 39 巻 6 号 p. 275-279
〔目的〕肩峰下インピンジメントを予防することを目的に,肘屈曲位と伸展位における肩関節他動挙上時の肩峰骨頭間距離(AHI)を比較した.〔対象と方法〕健常成人15例30肩を対象とした.対象者を60°側臥位とし,肘屈曲位および伸展位において,他動的に肩甲骨面上で挙上させた.AHIは超音波診断装置を用いて,肘屈曲位および伸展位における各挙上角度(30°,60°,90°)で測定した.〔結果〕30°,60°,90°における 肘伸展位でのAHIが,肘屈曲位と比較し高値であった.〔結語〕他動挙上の可動域練習では肘伸展位で実施することが,肩峰下インピンジメントを予防するうえで効果的である可能性がある.