2025 年 40 巻 3 号 p. 148-152
〔目的〕10回椅子立ち上がりテストによる時間指標,パワー指標と膝伸展筋の筋機能の関係を明らかにすること.〔対象と方法〕健常成人105名(男性53名,女性52名)を対象にした.椅子立ち上がりテストから得られた指標(時間指標,パワー指標)と筋機能の指標(最大トルク,平均パワー)の相関を調べた.対象者を若年者群49名(44歳以下)と中年者群56名(45歳以上65歳未満)の2群に分け,群間比較も行った.〔結果〕パワー指標は全対象者において,すべての角速度における最大トルク,平均パワーと有意な高い相関があった.〔結語〕パワー指標は年齢にかかわらず膝伸展筋の筋機能を評価でき,加齢による筋機能やADLの低下を反映する有用な評価指標となる可能性があると考える.