理学療法科学
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痛みとマニュアルセラピーII ―神経系のモビリゼーション―
齋藤 昭彦
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2000 年 15 巻 3 号 p. 117-123

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抄録

神経系は全身に分布し,物理的,電気的,化学的手段によって情報を伝達している。神経系は四肢,体幹に分布するため,身体運動に対して柔軟に適応するメカニズムを有している。このようなメカニズムは外傷等により障害され,痛みや可動域障害などの原因となる。従来の理学療法では神経系は主として検査・評価対象であったが,神経系モビライゼーションでは病態に応じた積極的なアプローチが行われる。本論では,神経系機能障害の病態について概説し,神経系の機能障害に対する検査,治療について記載する。

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