日本臨床外科医学会雑誌
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食道,胃,直腸の異時性3重複癌の1切除例
藤原 郁也内藤 和世中路 啓介牧野 弘之戸田 省吾大森 吉弘岡 隆宏
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キーワード: 食道癌, 3重複癌
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1992 年 53 巻 11 号 p. 2744-2747

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抄録
消化管領域に限局した異時性3重複癌に対し,いずれも切除し得た症例を経験したので報告する.症例は73歳,男性. 64歳時,直腸癌(高分化型腺癌)にて直腸切断術を施行した. 68歳時,胃癌(中分化型管状腺癌)にて幽門側胃亜全摘を施行した.さらに73歳時,食道癌(扁平上皮癌)にて胸部食道,残胃全摘を施行した.
近年重複癌の増加が指摘されているが, 3重複癌は比較的稀である.食道を含む3重複以上癌が臨床的に診断されたものは,われわれが検索し得た範囲では45例あり,食道,胃,直腸の組合せは5例のみであった.
癌手術後の経過観察にあたり,他臓器癌発生にも十分配慮する必要があると思われた.
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