日本臨床外科学会雑誌
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成人原発性小腸軸捻転症の1例
大端 考三井 洋子四方 敦山崎 将典小原 誠綿引 洋一小坂 昭夫
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2002 年 63 巻 2 号 p. 395-398

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抄録
60歳女性が,腹痛・嘔吐の主訴で入院した.腹部単純X線写真でniveau形成を認め,腹部超音波検査では拡張した小腸と腹水が認められた.腹部CTにて特徴的な腸間膜の巻き込み像を認めたため,小腸軸捻転による絞扼性イレウスと診断し緊急手術を施行した.開腹すると回腸約140cmが時計方向に270度捻転し,壊死していた.壊死部を含む小腸部分切除術,端々吻合を施行した.本症例においては捻転の誘因となるような解剖学的異常や腸重積,腫瘍あるいは癒着等を認めず原発性小腸軸捻転症と考えられた.
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