日本臨床外科学会雑誌
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肺癌に合併した胸腔内被包化壊死性腫瘤の1例
四方 裕夫塚 正彦土島 秀次松原 純一
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2003 年 64 巻 4 号 p. 831-834

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抄録
症例は肺結核の既往のある77歳,男性.胸部X線写真で右肺野の異常を指摘された.胸部CTで右胸腔内に横隔膜上腫瘤と他に右下葉に小結節を認めた.腫瘤は下葉とのつながりはなく完全に被包され,内容物はほとんど壊死に陥っていた.胸腔内壊死性腫瘤は胸腔内異所性胸腺腫の被包化壊死を疑ったが,壊死組織の中にCD3 (T細胞表面抗原)陽性の集簇巣を認めるに留まり,胸腺組織が同定できなかった.同時に行った右下葉小結節の肺部分切除で乳頭型腺癌と判明し,下葉切除を行った.
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