臨床血液
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パネルディスカッション2
白血病に対するBMTの将来
GVHD/免疫不全はどこまで制御できるか
—臨床データから—
手島 博文正岡 徹
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1991 年 32 巻 4 号 p. 376-380

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抄録
同種骨髄移植後の,graft-versus-host disease (GVHD)と免疫不全に伴って発生するウィルス感染症を制御するための,新しい方法を2, 3検討した。短期間methotrexateとcyclosporin Aの併用療法でGVHD予防を試みたが,まだ24%にII°以上の急性GVHDの合併がみられた。I°とII°の急性GVHDの予後は良好であったが,III°は慢性GVHDに移行するものが多く,IV°は全例死亡と予後不良であった。ステロイド抵抗性の急性GVHDにmizoribine (MZR)とdeoxyspergualin (DSP)で治療を試み,MZRは4/6, DSPは2/6に有効であった。急性GVHD非合併例に対するbestatinの投与が,軽症の慢性GVHDの発症促進と白血病の再発予防に有望であった。経口r-globulin投与がウィルス性腸炎の予防に有効と思われた症例を経験し,また,抗サイトメガロウィルス(CMV), モノクローナル抗体の予防投与で尿中CMV検出率の低下傾向が得られた。
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© 1991 一般社団法人 日本血液学会
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