臨床血液
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臨床研究
非Hodgkinリンパ腫に対するMECHOP-BM療法の検討
井上 信正宮崎 栄二岡田 昌也和田 浩西村 朋子田村 周藤盛 好啓岡本 隆弘武元 良整神前 昌敏金丸 昭久垣下 榮三永井 清保
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1994 年 35 巻 6 号 p. 535-540

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抄録

高度悪性,治療抵抗性,再発性などの非ホジキンリンパ腫(NHL)に対しMCNU, VP-16, CPA, ADM, VCR, BLM, MTXおよびPSLの8剤によるMECHOP-BM療法を施行し,その治療成績を検討した。対象は20例で,初回治療例が5例,治療抵抗例が4例,再発例が11例,男性16例,女性4例,年齢は15∼64歳(中央値50歳)であった。病理分類ではび漫性13例,濾胞性5例,その他2例で臨床病期ではII期2例,III期5例,IV期12例であった。評価可能全例のCRは33%, 奏効率は78%で,CR中1例が再発,CR例の無病生存期間は59∼243日(中央値178日)であった。もっとも重篤な副作用は白血球減少で,治療後の白血球数の最低値は平均1,300/μl, 4例で白血球数が500/μl以下であった。
MECHOP-BM療法は難治性のNHLにおいて有用と思われた。

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© 1994 一般社団法人 日本血液学会
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