抄録
再発・治療抵抗性となったリンパ系腫瘍に対して,doxorubicin (DOX), vincristine (VCR), etoposide (ETP)の持続点滴を含んだEPOCH療法を施行した。治療方法は,DOX 10 mg/m2, VCR 0.4 mg/m2をそれぞれ5日間持続点滴投与,ETP 50 mg/m2を4日間持続点滴投与,cyclophosphamide 750 mg/m2を6日目に点滴投与,prednisolone 60 mg/m2を7日間経口投与とした。治療成績は,完全寛解2例(non-Hodgkin's lymphoma: NHL症例1例,acute lymphocytic leukemia症例1例),部分寛解3例(NHL症例2例,adult T-cell leukemia lymphoma症例1例)であった。血液学的毒性およびその他の副作用はいずれも臨床的に管理可能であった。今後,治療成績の向上には,既存の薬剤の投与量および投与方法も十分に検討されるべきと考えられた。