臨床血液
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臨床研究
骨病変と高カルシウム血症をともなう造血器腫瘍におけるI型プロコラーゲン-C-プロペプチド(PICP), I型コラーゲン-C-テロペプチド(ICTP)とC端副甲状腺ホルモン関連蛋白(C-PTHrP)の臨床的意義
田中 健白石 香坂本 昭彦城島 浩人益地 久美子大窪 恭光田中 雅久藤松 由起子深堀 茂樹長部 誠志今村 豊本田 順一大泉 耕太郎
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1998 年 39 巻 4 号 p. 273-280

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抄録
造血器腫瘍の骨病変と高Ca血症におけるPICP, ICTP, C-PTHrPの臨床的意義について検討した。血中ICTP値は骨病変,高Ca血症においてMM, NHL, ATLのいずれにおいても高値を示した。その中でもATLはMM, NHLと比べ有意差を認めた。血中C-PTHrP値は高Ca血症の有無で差を認めたが,特にATLはMM, NHLと比べて有意の著しい高値を示した。しかしながら,ATLにおいて骨病変の有無で差は認めなかった。ICTPとC-PTHrPとの間でMM, NHLでは相関が認められず,ATLにおいて相関傾向が認められた。MMにおいてICTPはβ2-MG, 生存期間と関連性が認められた。以上より,ICTPは特にMMの骨病変の骨吸収マーカーとして有用性が高いと考えられた。ATLの高Ca血症の原因はHHMと考えられMM, NHLとの骨代謝の相違が示唆された。造血器腫瘍における骨病変と高Ca血症の診断と病態把握のための簡便なマーカーとしてICTPとC-PTHrPは有用であると考えられた。
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© 1998 一般社団法人 日本血液学会
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