臨床血液
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臨床研究
骨髄移植後早期の肺機能の推移
八田 善弘, 伊藤 武善, 馬場 真澄, 和泉 徹, 佐々木 巌, 下島 ひろみ, 宮嶋 剛, 相沢 信, 竹内 仁, 堀越 昶, 大島 照, 沢田 海彦, 雨宮 洋一, 堀江 孝至
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1998 年 39 巻 9 号 p. 645-651

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抄録
骨髄移植(BMT)前後で胸部X線,臨床所見に異常を認めない患者21例の移植後早期の肺機能を検討した。1秒率(FEV1.0%)とV25, V50/V25は放射線照射,GVHDの有無に拘わらず,BMT前後とも正常範囲を保っていた。%肺活量(%VC)と%CO肺拡散能力(%DLco)は移植後9カ月目まで進行性に低下していく傾向がみられた。両者とも全身放射線照射(TBI)の肺線量と線量率の高い群,およびGVHD合併群では,それぞれ低線量群,低線量率群,GVHD非合併群より早期から低下し,その程度も強い傾向がみられた。以上より,われわれは移植後早期に潜在的な肺機能障害が生じ,その状態が移植後少なくとも9カ月まで進行していくことを見いだした。さらにその原因として,BMT前の治療,TBI, GVHDが関与している可能性を示した。
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© 1998 一般社団法人 日本血液学会
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