臨床血液
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臨床研究
群馬県における非ホジキンリンパ腫患者の実態調査
橋本 陽子横濱 章彦斉藤 明生中橋 寛隆外山 耕太郎三井 健揮小磯 博美斉藤 貴之半田 寛内海 英貴神保 貴宏村山 佳予子玉木 義雄松本 守生澤村 守夫唐沢 正光村上 博和平戸 純子野島 美久小島 勝塚本 憲史
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2012 年 53 巻 3 号 p. 329-336

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抄録
【背景・目的】群馬県内で診断された初発非ホジキンリンパ腫の実態調査を後方視的に行った。【対象と方法】群馬県内4施設の主に血液内科に2001年1月から2006年12月に入院した初発悪性リンパ腫726例について病型,臨床像,治療内容,予後を解析した。また,Diffuse large B-cell lymphoma (DLBCL)については,リツキシマブ登場前後での治療成績を比較した。【結果】679例が非ホジキンリンパ腫(B細胞性603例,T・NK細胞性76例),ホジキンリンパ腫47例であり,DLBCLが376例と最多であった。DLBCL症例のうちR-CHOP群(212例)とCHOP群(126例)では3年生存率73.5% vs 61.7% (p=0.010), 3年無増悪生存率65.1% vs 45.8% (p<0.001)と,リツキシマブ併用群で有意に予後の改善が見られた。【結語】今回の検討ではDLBCLが半数以上を占め,リツキシマブ使用により有意に予後の改善がみられた。
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© 2012 一般社団法人 日本血液学会
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