臨床血液
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症例報告
再発時に異なる組織型を示したmethotrexate関連リンパ増殖性疾患
加藤 丈晴今泉 芳孝糸永 英弘佐藤 信也安東 恒史澤山 靖一瀬 邦弘三好 寛明大島 孝一宮﨑 泰司
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2023 年 64 巻 2 号 p. 97-101

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抄録

症例は55歳,女性。1993年に関節リウマチ(RA)を発症した。2004年にmethotrexate(MTX)の投与が開始され,2006年にはinfliximab(IFX)が追加された。2007年に持続する発熱,全身リンパ節腫脹,肝臓の結節性病変が出現した。2008年に鼠径部リンパ節と肝病変の生検を施行し,古典的ホジキンリンパ腫の病理所見を認め,MTX関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)と診断した。MTXとIFXを中止し,さらに化学療法を行い完全寛解となった。化学療法後にRAの再燃を認めたためステロイドなどで加療された。2014年虫垂の腫瘤性病変と周囲のリンパ節腫脹が出現。腹腔鏡下回盲部切除術を施行され,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の病理所見を認め,MTX-LPDの再発と診断した。MTX-LPDの再発時は,初発時と異なる病理所見を示すことがあるため,生検による診断の確認が望まれる。

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© 2023 一般社団法人 日本血液学会
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