2023 年 29 巻 p. 181-184
九州地方整備局は,1級河川を20水系管理しており,長大な堤防,膨大な河川管理施設及び毎年変動する河道の点検・評価に毎年多くの時間と労力を要している.一方で,令和7年度までに管内の河川を対象に三次元河川管内図の整備を進めており,三次元点群データを活用した河川管理分野におけるDX(変革)も目指している.しかし,河川管理施設の点検・評価における最新の研究事例は,三次元データによる変状の可視化や検出,計測手法の技術的評価までに留まり,三次元河川管内図で構築された河川空間で点検・評価を行った事例報告はない.
本報は,九州三次元河川管内図で点検・評価を試行し,その実現性及び実装に向けた技術開発の方向性を確認したので報告する.