河川技術論文集
Online ISSN : 2436-6714
地形解像度と流況モデルの違いが河川合流部の流れおよび河床変動解析に及ぼす影響
梶川 勇樹加芽田 百合子茨木 琉汰和田 孝志黒岩 正光三輪 浩
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2023 年 29 巻 p. 191-196

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抄録

河道制御施設の計画では洪水流速等を考慮することが求められるが,実務で頻用される平面二次元解析では,河川合流部などの複雑な流れ場の流速等を適切に評価できていない可能性がある.そこで本研究では,鳥取県東部の千代川と八東川の合流部を対象に,地形解像度と流況モデル(平面二次元,三次元)の違いが流れおよび河床変動解析に及ぼす影響について比較検討した.結果,水位分布については流況モデル間での差は小さく,平面二次元でも十分な評価が可能である.水深平均流速については,平面二次元では解像度が低い場合に澪筋内の最大流速を半分程度にまで過小評価する可能性がある.三次元では解像度の高低による流速への影響は小さい.河床変動については,三次元を基準とした場合,平面二次元では全体的な変動量を過小評価し,特に二次流の発達する領域でその過小評価が強く表れる可能性がある.

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© 2023 土木学会
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