河川技術論文集
Online ISSN : 2436-6714
ALBデータを活用した水面モデル作成と水理量推定による瀬淵判定手法の検討
寺島 大貴鈴田 裕三吉村 亮志河合 利巳久冨 祥子大谷 颯翔杉山 史典原田 守啓
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2024 年 30 巻 p. 555-560

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抄録

河川環境情報図における瀬淵判定は航空写真判読が主流であり,技術者の主観に頼るところが大きい.本研究では,近年河川地形測量の用途に普及しつつある航空レーザ測深(以下,ALBという)により取得されるデータのうち,従来ほとんど利用されることのなかった,水面で反射した三次元点群データを活用することで,計測時の水面形を推定し,平面的な水深分布を得る手法を構築した.さらに,簡易な水理学的仮定に基づいて流速分布を得ることにより,簡易的ではあるが水深・流速に基づく瀬淵判定手法を検討した.また,水面反射した三次元点群データの精度を評価し,必要に応じて補完手法の検討や,平面二次元流況解析結果と比較し,本手法の汎用化に向けた課題を整理した.その結果,澪筋の分流等により流量が変化する分合流部や,流速がほとんど無いワンド部分の課題はあるものの,本手法と平面二次元流況解析の水深・流速は概ね一致することが分かった.

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© 2024 土木学会
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