河川技術論文集
Online ISSN : 2436-6714
モルフォロジー処理を活用した主流路外水域(off-channel habitat)の自動検出
大石 銀司, 森 照貴
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2026 年 32 巻 p. 79-84

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抄録

本研究では,河川における水面ポリゴンに対する数学的モルフォロジー処理を用いて,主流路外水域(off-channel habitat)を機械的に検出する手法を検討した.収縮・膨張率r≧0.2とすることで,河川水辺の国勢調査のワンド・たまりとの重複率は概ね80 %を超え,定量的評価手法として有効性が示された.本手法は,客観的かつ再現性の高い方法であり,汎用的なGIS環境で適用可能であることから,河川間比較や時系列解析,自然再生候補地の抽出への活用が期待される.一方で,適切な収縮・膨張率rの設定は今後の課題である.また,水理条件や生物の生息状況に関する情報と組み合わせた検討も重要である.

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