抄録
本研究は、ヌワコット郡において実践した教員向け防災教育研修を通して、従来の一方向的ト
ップダウン型の教育活動が、参加型防災教育活動へと矛盾を生じさせながらも変容する過程を、
活動理論に基づいて質的かつ量的に説明するものである。同研修の特徴は、外部支援者が防災教
育マニュアルを持ち込み指導するのではなく、当事者である教員が参加型防災教育を導入し、実
践経験を他の教員と共有し、 教員が防災教育マニュアルを執筆することにある。 この手法が、防災
教育支援効果を定着させ、 対象地域の社会に適した新しい教育の導入にもつながることを論じた。