レギュラトリーサイエンス学会誌
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特集(医薬品等に関する先端技術の現状とレギュラトリーサイエンスの課題について)
わが国における連続生産の現状と課題について
松田 嘉弘
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2017 年 7 巻 2 号 p. 99-103

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抄録

連続生産とは, 原料または混合物を連続的に製造工程内に供給し, 生産物を継続的に取り出す生産方法である. プロセスを長期間稼働させることで, 望ましい品質を有する生産物を, 必要な量, 必要な時期に製造できる. 連続生産により, 人的エラーの軽減や需要に応じた製造管理の実現など, 多くの利点が期待されているが, 連続生産に関連する規制上の考え方はまだ提示されていない. 連続生産を国内で円滑に導入していくためには, 産官学が一丸となり, 連続生産を導入するうえでの課題に取り組み, 知識を共有していく必要がある.

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© 2017 一般社団法人レギュラトリーサイエンス学会
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