安全工学
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ポリ塩化ビニルと酸化第一錫(Ⅱ)の反応
ポリ塩化ビニルの燃焼性に関する研究 Ⅳ
吉永俊一,松本勝,永石俊幸原泰毅,長田英世
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1974 年 13 巻 5 号 p. 290-296

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抄録

ポリ塩化ビニル(PVC)に三酸化アンチモン(Sb2O3)を添加して,脱塩化水素反応機構,燃焼機構を調べた結果については,すでに報告した.今回はPVCに酸化第一錫(SnO)を添加した場合の,脱塩化水素反応機構,燃焼機構につき,DTA,TG,X線分析,発火待ち時間の測定,熱分解ガスクロマトグラフィなどを用いて測定し,検討した.その結果,PVCから210℃で離脱する塩化水素がSnOと反応して,塩化錫(SnCl2)を生成するため,みかけ上,系外に離脱する塩化水素量は減少する.また,生成したSnCl2の蒸発の際の潜熱は系の温度を下げ,さらに気相SnC12はPVCの分解生成ガスの以後の酸化反応を抑制する.またPVCに添加したSnOは,分解生成物中の芳香族系化合物を減少せしめ,低級旋化水素化合物を増加させることなどが明らかとなった.

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© 1974 特定非営利活動法人 安全工学会
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