安全工学
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技術ノート
可燃性液体のスプレーの発火温度
浦野洋吉,橋口幸雄,岩阪雅二
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1974 年 13 巻 5 号 p. 305-308

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抄録

高沸点の可燃陸液体7種について,ジーゼルエンジン用ノズルを使用してスプレーを発生させ,高温発熱体による発火温度を測定した.スプレーの濃度が空気1m3中17.9~27.1gr,粒子径が81~185μ(体面積平均径)の実験条件では,発火温度はいずれも700℃以上であり,テトラリンでは800℃を超えた,これは試料について,ASTM法に準じた滴下法で測定した発火温度よりも高い.また,発火の起こる場合は瞬間的に発火し,ある遅れ時間の後に発火する現象は見られなかった.一般に可燃性ガスおよび蒸気が,加熱金属表面で発火する温度は,密閉容器で測定された発火温度データよりもはるかに高いことが知られているが,スプレーの場合も同様であることを明らかにした.

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© 1974 特定非営利活動法人 安全工学会
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