1982 年 21 巻 5 号 p. 264-272
航空機発達の歴史は間時に人聞一機械系の安全追究の試行錯誤の歴史でもある, 憩速な性能伸展をとげる航空機と能力進展のない人聞との間のギャヅプをいかに埋めるかの努力が続けられてきた.従来の人的要因への対策の無効性の反省から,新たに人的要國の見直しが行なわれ,人的要因を誘発するデザイン,機器等の改善が実施されるようになってきた. 人的要因として最も童視される意識障害要因の排除方武,人闇の惜報処理能力に見合っ牟器材画の改善,自動化の導入,意思決定補助装置の開発,さらに教育方法等について検討を行なった. 同様の経過をとるであろう安全工学の進歩の資となれば幸いである.