混合危険予測のための計算機プログラムEITPの問題点を改良してREITP2を作製した.このプログ ラムは物質名,分子式,生成熱を入力することによって計算を行ない,単独化合物または混合物の分解生成物または反応生成物を想定し,これをもとに分解熱または反応熱(QREITP2)を予測するこどができる,また,ある種の計算のために酸素バランスにょる補正値(QcorrREITP2)や混合物の最大反応熱(QmaxREITP2)を求めることもできる.このプログラムによる出力例のほか可燃物の空気中爆発下限界とQREITP2との関係,混触発火事例とQmaxREITP2との関係,爆発物の爆発熱とQREITP2および酸素パランスとの関係,硝安-燃料油混合物の弾動臼砲値あるいは火薬類の鉛とう拡大値とQcorrREITP2との関係などを性能の例として示した.