1983 年 22 巻 5 号 p. 277-283
先に比較的弱い爆発威力をもつ物質の爆発性評価に優れた性能をもつことを示したMkⅢD弾動臼砲 試験について,ガラス製試料容羅および銅製のスペーサー,ゴム栓などを使用する標準的試験方法を考案し,その方法をさまざまな爆発威力をもつ固体あるいは液体の化合物および酸化剤と可燃物の混合物に適 用した. その結果,この標準化法により実験精度が向上した,また,試料量と臼砲の振れ幅の間に償接的な関係があることがわかった.さらに,こめものの種類によって弾動臼砲値Bが変化することや,不活性物質による希釈の影響などに関する知見が得られた.