火炎検出羅に使用されている熱電対の焼損形懇を調べた,焼損形態は金属顕微鏡,EPMAとオージェ電干分光装置を使って観察した.電極材料はNi-Cr(低),Ni-CrおよびFe-Cr合金に分類され,還元炎に延1032時間さらした,腐食は溶接部/電極の境界層に近い電極端で発生した.腐食はCr濃度の低い材料よりCr濃度の高い材料で大きく現れた,この原因はCr2O3膜が高温COガスで還元破壊されることにあると考えられた.Fe-Cr系電極はしょう油(食塩)の付着で激しく腐食された,Ni合金電極にはSが偏析した,このSの発生源は燃料中の付臭剤であると考えられる,このように腐食形態は電極材料の主成分と雰囲気ガスに強く依存し,商温酸化,浸炭腐食と高温腐食(酸化硫黄と塩が介在)に分類でぎた.