1988 年 27 巻 2 号 p. 70-75
雰囲気温度を正弦曲線状に変化させ,活性炭の限界発火温度が,雰囲気温度を一定としたときに比較してどのように変わるかを測定した。温度変動の振幅は5,10および15℃とし,周期は0~3時間とした.その結果,全般に限界温度は低下し,この傾向は,変動の振幅が大きいほど,そして周期が長いほど顕著であることがわかった.周期が長い場合,温度変動のタイミングによって発火の可能性も変化する.実験結果をAdlerらの理論的検討と比較したが,傾向は一致しても,限界温度自身の一致は必ずし も良好ではなかった.