安全工学
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劣化プロセスにおける影響要因の定量的評価
工学分野における比例ハザードモデルの有効性の検証
福田 隆文湯本 伸一趙 暁光清水 久二
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1990 年 29 巻 1 号 p. 33-40

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抄録

信頼性データに基づいてシステムやアイテムの設計改善を行うには,どの要因の影響が大きいのかを的確に判断することが重要で,このためには数少ないデータから定量的かつ精度よく影響の評価を行える手法の確立が必要である.1つの試みとして,医学の分野で用いられている比例ハザードモデルを取り上げ,この手法が工学分野においても適用可能であるかを検討した,まずシミュレーションにより,本手法は従来の方法より精度よく信頼度を推定できることを明らかにした。つぎに,電球を用いた実験により,本手法は使用条件(要因)の寿命への影響を定量的に評価でき,また,設計改善の効果の評価もできることを明らかにした.以上のことを通じ,本手法を用いて多要因の影響を定量的かつ精度よく求めることが可能であることが明らかになった.

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© 1990 特定非営利活動法人 安全工学会
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