多くの化学物質は火災や爆発など,固有のエネルギー危険性を有している.一方,エネルギー危険性は潜在的危険性であり,不適切な取り扱いにより事故となることが多い.化学物質による火災,爆発,反応暴走などの事故を防止するためには,危険性を正しく理解することが必要である.安全工学会では科学技術振興機構に協力して,化学物質とプロセスの安全に関するWeb 教材を作成した.この教材はWeb ラーニングプラザ(http://weblerningplaza.jst.go.jp/)で公開されている.今回,物質安全に関するWeb 教材の執筆担当者によって,化学物質の個別危険性,危険性評価手法,事故事例などを順次紹介することになった.Web 教材と併用して頂くことにより,エネルギー危険性をより効果的に学習できるものと期待している.