平成11 年10 月に福岡市の産業廃棄物の安定型最終処分場で作業員が硫化水素中毒で死亡して11 年が経とうとしている.この間,未だに現場では根本的な硫化水素ガスの防止対策がなされていない.そこで,埋立廃棄物の搬入管理手法や埋立技術について整理し,これらについて提案を行った.①搬入管理手法:廃棄物の簡易な溶出試験(L/S =10)を導入し,TOC 値25 mg/L 以下の廃棄物を埋め立てること(硫化水素ガスの発生が抑制されることを実験により証明した.)②埋立技術:廃棄物層に鉄粉廃棄物を混合し,覆土層に含鉄土壌などを用いること(相当量の硫化水素類を捕捉・固定できることを実験により証明した.)