2026 年 12 巻 1 号 p. 61-68
〔目的〕慢性閉塞性肺疾患患者において,最大発声持続時間(MPT)と身体活動量,身体機能,呼吸機能の関連を検討した。〔対象〕当院で外来呼吸リハビリテーションを実施した男性慢性閉塞性肺疾患患者28名(平均年齢72.9±7.0歳)を解析対象とした。〔方法〕本研究は後方視的横断研究である。MPT を測定し,身体活動量(歩行時間,歩数,歩行Ex 量),筋力(握力,体重比膝伸展筋力),運動耐容能(最大仕事量),呼吸機能との関連をPearson の相関係数で分析した。〔結果〕MPTは歩行時間,歩数,歩行Ex 量,予備吸気量(IRV),最大仕事量(PWR)と有意な正の相関を示した。〔結論〕MPT は身体活動量および運動耐容能と関連を示し,呼吸リハビリテーションにおける簡便な指標となる可能性がある。