2008 年 2 巻 1 号 p. 50-58
本稿の目的は、シリアス・レジャーとしての音楽活動を行っている高齢者の活動継続意欲と活動満足感を左右している要因を明らかにすることである。音楽系クラブの在籍者とそのOBサークル在籍者を対象に自記式留置法で調査を行った。サポートを「相談」、「評価」、「激励」、「教授」、「自由」、「刺激」、「感想」、「目標」、「情報」の9つのカテゴリに分類し、3つのサポート測定尺度を用いて「指導者」、「音楽仲間」、「家族」という提供者別にサポート受領感を測定した。継続意欲や活動満足感はサポート満足感に左右されていること、継続意欲や活動満足感を規定している要因は、「音楽スキルの自己評価」や種々の個別サポートおよびサポート受領感であること、手段的サポートよりも情緒的サポートが活動継続意欲と活動満足感を高めていることが明らかになった。