抄録
ディベートには、コミュニケーション能力、論理的思考能力、調査能力などの向上、事前学習や議論を通じて課題の多様な側面に対する理解などの教育効果が期待される。しかし、実際に学校の講義でディベートを行う場合、いくつかの問題がある。第一に全ての生徒に十分なディベートの時間を与えられないことである。また、教師が学習者の成績を評価する点でも問題がある。教師は、ディベートの議事録をもとに学習者ごとの発言をチェックしなければならない。得に、1つ1つの発言が論理的か、用いているデータが正しいか、など多角的に評価することは難しい。そこで本研究では、講義で使用し、教師が学習者を成績評価することを想定し、ディベートの進行、データをサーバが管理、学習者がネットワークを介したコンピュータを用いて議論するディベート支援システムを設計・開発した。そして、実際の講義での利用についての評価と成績評価についての考察を行った。