遅延予測に基づくタイミングドリブン配置手法

抄録

現在では、ＬＳＩの高集積化・微細化に伴い、様々な電気的特性による問題が顕在化している。そこで、配置段階におけるタイミング問題に対し、強力な解探索能力を有している遺伝的アルゴリズムをベースとした、タイミングドリブン配置手法を提案する。しかし遺伝的アルゴリズムを用い、タイミングを考慮すると遅延計算処理に多大な時間を要してしまう。そこで本研究ではタイミングの評価対象としているクリティカルパスになりうるものを予測し、遅延計算処理時間の削減を提案する。