抄録
現在,調剤薬局で処方される投薬の袋詰め作業は,薬剤師の手作業または分包機によって行われている.しかし,投薬が正確に袋詰めされない可能性がある.そのため,薬剤師が二人で袋詰めされた投薬の監査を行っているが,この作業は大変な労力が必要であり,薬剤師の負担となっている.本論文では,画像処理による投薬袋詰め監査システムの開発を行ってきている.ここでは,まず,現状の投薬袋詰め監査システムの構成を述べ,対象抽出アルゴリズムの問題点とその改良を述べる.次に,数十種類におよび薬剤とそれらの組み合わせによる対象抽出能力検証実験を行い,改良後のアルゴリズムの有効性を述べる.