抄録
医学や生物学の分野では,臓器レベルから分子構造に至るまで,様々なレベルの生体情報を様々なモダリティで計測し,臨床,研究に適用している.生体に関する統一的な理解を得るためには,マルチスケール・マルチモーダルの情報を統合的に提示し,情報間を自由に行き来できる情報提示環境の出現が望まれる. 我々はスケール,モダリティの異なる生体情報を統合的に提示するためのディスプレイの開発を行っている.具体的には,人体型スクリーンに生体情報を投影し,そのモデルに触れて操作することによって拡大縮小や位置入力などを行うことができるディスプレイを開発する.例えば,スクリーン表面を押し込み変形を与えることによって人体の内部の情報を閲覧したり,両手を広げる動作によって情報を拡大させたりできる.今回は特にインタフェース構成について報告する.