初等教育カリキュラム研究
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Ⅲ 実践論文
日本人児童の音韻認識能力向上における シンセティック・フォニックス指導の効果
佐々木 里萌
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2024 年 12 巻 p. 41-49

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抄録

本研究は,小学校2年生を対象に英語の読み書き能力を養うための1つの指導法であるシンセティック・フォニックス指導を行い,音韻認識能力の発達が促進されるかどうかを検討することを目的としたものである。17名の児童を対象に,英語の読み書きのための6つの活動で構成されている約10分間のシンセティック・フォニックス指導を計12回行った。事前テストと事後テストは,Open Oddity Task(単語の初めの音に注目)とEnd Oddity Task(単語の終わりの音に注目)の2種類の課題を実施し,児童は4つの単語のうち他の3つの単語と異なる音声的特徴を持つ単語(odd word)を選択した。その結果,指導によって児童の音韻認識能力が向上していたことが示唆され,課題の種類にかかわらず効果があったことが示された。

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