抄録
M =0.4, 0.7 のキャビティ流れについてLESをもちい, 流れと音の直接計算をおこなった.その結果, せん断層内には二次元的な大規模構造が生じ, 後縁にぶつかる際, 膨張波を発生することがわかった.発生した音波はキャビティ内部を上流へ伝播し, 前縁においてキャビティ外部へ放出される, その際音波の粒子速度がせん断層内の微小じょう乱となる.この微小じょう乱が平均速度こう配のKelvin-Helmholtz不安定性により発達することにより, 二次元的な大規模構造を形成することがわかった.このようにフィードバックループが成立し, ピーク音が発生する.[本要旨はPDFには含まれない]