東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門
2020 年 72 巻 1 号 p. 5-8
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本研究では,壁面情報に基づく壁乱流の状態推定を試みた.
具体的には,壁面のせん断応力,および壁面圧力を計測データとして,平行平板間チャネル乱流場の推定を試みた.その結果,過去と未来の計測データを用いることによって著しく推定性能が増加することを確認した.特に,過去の計測情報が推定性能に与える影響が大きく,この事実は,壁面近傍の流体がイジェクションにより壁面遠方へ輸送される運動と大きく関係することを明らかにした.
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