主催: 公益社団法人石油学会
オクチルアミン(OA)およびピレン部位を有するアルキルアミン(8-(pyrene-1-ylmethoxy)-octyl-1-amine, PA)を異なる割合で表面修飾した白金ナノ粒子(平均粒子径2.4 ~2.8nm)をカーボンブラック(CB)に30 wt%担持し、これをグラッシーカーボン上に塗布し、さらにナフィオンで被覆して電極触媒を作成した。0.1 M過塩素酸溶液中で、サイクリックボルタンメトリーによって電気化学活性比表面積(ECSA)および酸素還元反応(ORR)特性を評価した。その結果、いずれの電極触媒も市販触媒(TEC10V30E)より高い面積比活性、質量比活性を示し、OA/PAが7/3では市販触媒の3倍程度もの高い質量比活性値を示すことが明らかとなった。